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2021年07月03日

季刊誌「叢(そう)」71号が発売されています。



季刊誌「叢(そう)」71号が発売されています。




「春夏秋冬叢書」から発行されている季刊誌「叢(そう)」 71号が先月に発売となっております。

「叢」は、ふるさとキーワードマガジンであり、毎号選ばれた漢字一文字によるキーワードに関わる郷土の話題を紹介しています。


第71号となる今回のキーワードは「生」。

特集は「植生其其(しょくせいそれぞれ)」として、「自生」、「群生」、「野生」、「腐生」、「原生」と分類した三遠南信の植生が取り上げられています。

「幣辛夷」と漢字で書いて「シデコブシ」と読むことも、「シデコブシ」が自生する伊川津の近くに暮らしながら、初めて知りました。


ツツジ科の「赤八汐(あかやしお)」が群生するのは浜松市天竜区春野町の北部の山、標高1,396mの「岩岳山(いわたけやま)」の山頂付近。「赤八汐」の取材は険しい道のりだったそうですが、編集長の味岡さんとカメラマンの二人で、片道4時間の登山をしながら無事に撮影出来たとのこと。

「赤八汐」の群生は全国的にも珍しく、いつか実物を見てみたいと思わせるような、薄桃色の花弁が美しく可憐な印象です。


また、田原市堀切に自生する「浜朴(ハマボウ)」、「腐生植物」として銀竜草(ぎんりょうそう)、雛の錫杖(ひなのしゃくじょう)、原生林として設楽町の「きららの森」が紹介されています。

「腐生」(生物が他の生物の死骸や排泄物などを栄養として生活する。)という生き方もあるということを、そのユニークな姿をした生物から教わりました。


その他、国の天然記念物に指定されている岡崎の「生田蛍(しょうだぼたる)」、「弥生土器」、「生味噌」などの内容です。

「生味噌」の誌面で取り上げられている豊橋市の小田商店の「生味噌」は、今では我が家の毎日のお味噌汁に欠かせません。



「叢(そう)はくさむら。草の根の生きた美しい情報を発信します。」

「叢(そう)」を紹介するホームページの最初にある言葉です。




書店などで見かけた際にはぜひ、手に取ってご覧くださいませ。
出版社「春夏秋冬叢書」のホームページ、「叢(そう)」を紹介するページはこちら

「季刊誌 叢(そう)」
三遠南信各主要書店にてお買い求め出来ます。

・3月10日・6月10日・9月10日・12月10日 発行
 定価/660円(税込)

■明星ライブラリーにても販売しております。









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