2021年08月12日
「遊庵」さんにての朗読茶会
昨日参加させていただいた「遊庵」さんにての「読書朗読茶会」にて。主催は豊川市で表千家茶道教室、池坊華道教室をされている「遊庵」の 鈴木 ゆかり先生。
今回の茶会は毎月10日におこなわれている「十日茶会」の特別編となり、発起人は名古屋市在住で茶華道とともに様々な場の創造をしている 松本 沙帆さんでした。
暑さも盛りのような日でしたが、感染予防対策をしっかりと行い、茶室にしつらえられた滝の図のお軸と、船に見立てた花器に活けたお花に迎えられると涼しい山の中に迷い込んだような気持ちに。
「せせらぎ」という銘の涼やかなお菓子
とろける柔らかさの氷菓糖
美味しいお茶を一服いただいたに後は、参加者さんが選んだ本の一節の朗読に耳を傾けます。
「ガイアの知性」に始まり、豊橋民話や西野亮廣さん、宮沢賢治、野鳥の図鑑から聞こえる鳥の声、谷崎潤一郎、などなど様々なジャンルの本とことばの世界にたっぷりと遊ばせていただきました。
茶道と華道を40年続けてこられた鈴木ゆかり先生は「茶の湯の修行は禅の修行をするのと同じです。」と仰います。
こちらの唐物の段通は500年前のものとのこと。
床には滝の図のお軸。
終始和やかな時間の中、心を尽くしたお茶と道具の取り合わせと皆さんとの本の語らいにすっかり涼をいただきました。
ご一緒した皆様、ありがとうございました。
平水差しの上で服紗が蝉の形に結ばれていました。
Posted by 明星ライブラリー at 19:00
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