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2021年10月12日

季刊誌「叢(そう)」72号



季刊誌「叢(そう)」72号


春夏秋冬叢書」から発行されている季刊誌「叢(そう)」 72号が先月に発売となっています。

「叢」は、ふるさとキーワードマガジンであり、毎号選ばれた漢字一文字によるキーワードに関わる郷土の話題を紹介しています。

第72号となる今回のキーワードは「線」。

特集は「一直線哉(いっちょくせんなり)」として、「眺望線」、「1キロ公園」、「満洲道路」、「県道418」、「笠山石段」、「赤海亀」が取り上げられています。



渥美半島の先端の一直線 「県道418」

特集記事のひとつ、「県道418」とは私の地元、田原市の「西山」地区の一直線道路のこと。

この「県道418」は、三河エリアで一直線に続く道路としては最長なのだということをこんなに近くに住み、日常的に利用しながら初めて知りました。

国道259と交わる「伊良湖神社北」の交差点から小中山町集落までの全長約8kmのこの道は、観光や遠方から来る人は滅多に利用することはありませんが、周辺農家の人や近隣の住人にとってはなくてはならない道路です。

道を走れば、すれ違う車の大半は軽トラックや農業用大型トラック、トラクター。 秋から春にかけての景色は一面のキャベツ畑となります。


「渥美半島らしさ」に溢れ、のどかで子供のころからお気に入りのこの道路のことを、今回「叢」が取り上げてくれたことを大変嬉しく思います。

記事では、編集委員スタッフ3名と子供達4人でこの道を徒歩で体験した様子が、周辺に残る戦争遺構の「伊良湖試験場」のことに触れながら紹介されています。


文は内藤昌康さん、写真は、地元在住カメラマンとして夫の朝野耕史が自転車で参加し撮影を担当しました。

ぜひ、地元の方々に読んでいただきたいページだと感じます。

約2時間かけて歩いた一直線の道すがら、子供達が農作業中の人からなぜかキャベツを手渡されたとのこと。このような展開も、渥美半島に暮らす人には「あるある!」とうなずける様子だと、にやにやしながら読ませていただきました。

特集記事の他、「線」をテーマに「眺望線」や「線香花火」、「中央構造線」などなどが紹介され、どの内容も興味深い内容となっています。


「叢(そう)はくさむら。草の根の生きた美しい情報を発信します。」

「叢(そう)」を紹介するホームページの最初にある言葉です。


書店などで見かけた際にはぜひ、手に取ってご覧くださいませ。
出版社「春夏秋冬叢書」のホームページ、「叢(そう)」を紹介するページはこちら

「季刊誌 叢(そう)」
三遠南信各主要書店にてお買い求め出来ます。

・3月10日・6月10日・9月10日・12月10日 発行
 定価/660円(税込)

■明星ライブラリーにても販売しております。

2021/10/12







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