2024年08月22日

第2回 野市「農学カフェ」





第2回 野市「農学カフェ」
循環する暮らしの共有(座談会トーク)



9月から正式にスタートする「野市」のプレ企画として、「野市」に出店予定の数名の農家さんと一緒におこなう座談会トークです。

農についての専門的な事柄も交えながら、個々の日常の中での思いや最近の関心事、おすすめ料理、畑やDIYなどなどについての報告や考えを聞き合います。



地元に根付きながら持続可能な「つくる暮らし」を探求する実践者の皆さんと一緒に暮らしのヒントを共有・発信できればと思います。

■日時 8月24日(土) 19時〜

■場所 Yotteco
田原市福江町中羽根105-1


【テーマ】

農家の暮らしの食べものの自給と自家製造・貯蔵


【座談会参加予定】


・豆に暮らす野の暮らし研究所
@mamenolab
・こどもやさい自然農園
@kodomoyasai
・指文商店(観葉植物農家)
@tropicalplantsforyourlife
安藤理香さん(リカとハナコの畑おやつ)
・兼藤 忍さん(現代陶作家)
@studiochorori
・野市編集室(明星ライブラリー)
 他
です。
 
【唐津からの手紙】
田中 泉さん
@izumi_mi_mi_


【聞き耳参加大歓迎】

座談会の様子を、会場であるYotteco店内にて自由に側で聞き耳を立てたり、お買い物を楽しみながらご覧いただくことも大歓迎です。

(聞き耳無料)

※座談会はマイクを通さないため、お席が離れると聞こえづらいこともありますが、ご了承くださいませ。



【農家の暮らしの食べものの自給と自家製造・貯蔵】

・鶏の飼育
・味噌・醤油
・野菜・果樹・ハーブ
・漬物
・干物
・調味料・ドレッシング
・燻製
・果実
・庭

など、

昔ながらの農家の暮らしの中で、一般的におこなわれていた、育てたものやあるものを使って毎日の食をまかなったり加工品を作ることを見直し、参加者さんが作っているもの、興味のあるもの、チャレンジしてみたいものなど、その実践と方法をシェアしながら聞き合います。

お楽しみに!

  

Posted by 明星ライブラリー at 16:59journal野市

2024年02月15日

「ノバナプロジェクト」ポストカードで被災地支援





愛知県春日井市在住のアーティスト、ナカムラミオさんが発起人となって立ち上がった令和6年度能登半島地震の被災者支援プロジェクトです。

ナカムラミオさんと仲間のアーティスト20人によるポストカードセットの売り上げを、被災地に全額寄付します。

ポストカードが入る段ボール素材の箱には木口木版作家の若月陽子さん作の石川県の花「クロユリ」が押印されています。

ポストカードセットは1箱20枚入り 2.500円。

売上は全額を災害ボランティア愛知人及び、認定NPO法人カタリバへ全額寄付されます。

明星ライブラリーも微力ながら協力店としてサンプル置かせていただき、委託販売させて頂くことになりました。

当事務所にての受け渡しとさせていただきます。

明星ライブラリー
愛知県田原市中山町寺脇185

ご希望の方は
Instagram
@myoujou

へメッセージをお願い致します。

ポストカード作品↓
https://youtube.com/shorts/SETRzClpV5U?si=iYzJXS1Sa8zj3NL-


☆募金先
災害ボランティア愛知人
https:archijin.org/
認定NPO団体法人カタリバ
https:www.katariba.or.jp/

☆下記協力店で直接お求め頂けます。

ハートフィールドギャラリー(名古屋市栄)
山画廊(四日市市)
ギャラリーG(名古屋市北区)
ギャラリーカフェ·リアン(幸田町)
Kアートスタジオ(名古屋市南区呼続)
ギャラリー水の音(岐阜市)
atelier nora(東海市)
ギャラリーWAN(あま市)
プチレストラン·イルフェボウ(桑名市)
織部亭(一宮市)
サヴァシア(一宮市)
グラース(一宮市)
懐音(名古屋市丸の内)
カフェ&ギャラリー·タネ(名古屋市覚王山)
カフェ·カルコナーレ(名古屋市大須)
Café& gallery 常々(常滑市)
明星ライブラリー(田原市)
ヴァージェンス(名古屋市栄)
刻心堂(名古屋市名東区)
夜明けの美術学校(高山市)
あとりえPOPアートスクール(春日井市)

【参加作家】

足立ゆかり、伊藤智代美、岩崎里香、押味忠志、春日葉子、加藤麻子、北村尚子、佐々木和良、瀬古清水、竹谷出、テラオメグミ、寺岡麻美子、トザキケイコ、ナカムラミオ、錦亜美、布山恵子、別所洋輝、マスナリリョウコ、森大地、若月陽子  

Posted by 明星ライブラリー at 21:50journalart management and cultivation

2023年08月06日

暮らすギャラリー埴を終えて 




7月末を持ちまして、田中泉さん監修による「暮らすギャラリー 埴(はに)」は無事に場を終えることが出来ました。


泉さんの渥美半島滞在期間の都合により、当初より1年間限定でのオープンの予定とさせていただき、4期に渡り企画展を中心に、様々なワークショップやトークイベント、ライブなどを開催して参りました。


私は場作りや発信のお手伝いとして微力ながらサポートをさせていただきました。


1年間、「アート」という視点と共に作家やお客様との交流の場を作り、向き合う泉さんの姿勢が、出会った多くの人たちに力を与えていたことは間違いありません。


「全ての人は芸術家である。」という言葉を残したのは芸術家であり社会活動家のヨゼフ・ボイス(1921-1986)でした。


「埴」のスタート以来、泉さんとたくさんの考えやイメージを話し合い、共有してきましたが、いつも2人で立ち返るのはボイスの考えでした。

ボイスが考えたアートの役割とは「アート活動はもっと社会と深く関わり、1人1人が考え行動することで社会を変えていくこと」と。

一見ほんわかしていながら、譲れないものを強く持っている泉さんが「作家も鑑賞者も近所の人も関わる人も常にフラットな関係で、全てが”暮らし”とひと続きであるような。」ということを何度も話していました。

「社会を変える」となると大きなことのように思えますが、ものを作ったり、人と対話をしたり考えたり、新たなことを学んだりする創造的な活動が、日々の”暮らし”を小さく変え、人生を変え、それらが重なってやがて社会を変える力になるのだと信じます。

泉さんは8月から新たな場所に旅立ち、次なる目標に向かって進みながら、月に何度かは渥美半島に来て様々な活動を継続する予定とのことです。


「埴」という場はこれで最後となりましたが、泉さんが渥美半島に運んでくれたアートの風を、別のかたちで引継ぎ、思いをつなげていけたら幸いです。

これまで「埴」を応援してくれた皆さま、遊びにいらしてくださった皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました。






myoujou


  

Posted by 明星ライブラリー at 19:17journal

2023年01月04日

2023年 明けましておめでとうございます。



2023年が皆様にとって素敵な一年となりますように。




写真向かって左はクラシックギターとして初めて購入して以来20年弾き続けたギター。

「アルマンサ」というメーカーのもので、入門用ながらも温かな音色と低音の響きが気に入っていましたが、昨年12月に新たな響きのステージを求めてついに新調し、その味わいにニヤついています。
(写真向かって右)

弦を直接指で触って弾き、その音と響きが体にダイレクトに届くギターの感触や、木を抱える感触がとても好きです。


決して素晴らしい演奏は出来ませんが、ヨタヨタと自分の音を奏でる時間を大切にしながら、今年も明星ライブラリーを精進して参ります。


皆さまの創造と学びがひらくページ作り。

Books and Arts for your life creation-

本年もどうぞよろしくお願い致します。




  

Posted by 明星ライブラリー at 20:19journal

2022年12月26日

コルゲートハウス「ドームカフェ」ありがとうございました。



昨日開催したあらきひろみち邸 アトリエ コルゲートハウス「ドームカフェ」。



開始時間と同時に次から次へと多くの方にお越しいただき、終了時間を過ぎてもなおもおしゃべりは止まず、楽しい交流の時間となりました。




17年前に亡くなったあらき先生とのかけ替えのない時間を持つ人、以前からこの建築が気になっていたけどついに中に来られました!という人、また遠方から移住された人で、あらき先生の人物像は全く知らないけれど渥美半島のこととして興味を持って、などという様々な入り口から「ドームカフェ」にお集まりいただきました。




あらき先生の奥様、佐智代さんがドームの2階に長年眠っていたアルバムを見せてくださり、みんなでページをめくってみると、コルゲートハウスの生みの親であるエンジニアの川合健二氏の写真が現れて。




そこに写る健二氏は室内の中央に夏でも一年中置かれていたという「こたつ」でお茶を飲んでいます。

写真を見ながら、昨日の会に来てくださったエッセイストで元椙山女学園教授の小川雅魚氏が話してくれた川合健二さんとあらき先生、建築家の石山修武氏とのやりとりのエピソード。


あらき先生が「ハギクソウ」の由来を求めてモンゴルまで旅したという佐智代さんからのエピソード…、ここで紹介はしきれません。





画家として、美術教師として、音楽愛好家として、自然や俳句、セルフビルド建築、多くの横顔を持ちながら、晩年の作品の構図で描かれる「楕円」が象徴するように、相反するものを柔らかく受け止め、遊び、力強く自らと社会を開拓するようなあらき先生の生き様を思い思いに感じていただきました。



この「ドームカフェ」は不定期ではありますが、今後も継続して開催して参ります。

皆さま、ありがとうございました。


追記となりますが、本日12月26日はコルゲートハウスの父、川合健二氏の命日であり、また小川雅魚さんのお誕生日でもあります。

この場をお借りして、雅魚さん、お誕生日おめでとうございます。


文化・芸術・暮らし・社会の豊かな創造と学びを目指して。
明星ライブラリー


  

Posted by 明星ライブラリー at 22:24journalart management and cultivation

2022年12月20日

Yottecoクリスマス!




Yottecoクリスマス」開催中です。

ただいま田原市福江町 みんなのマルシェ「Yotteco」にて、「Yottecoクリスマス」と題したクリスマスフェアの期間限定、「本の贈り物」ブースをご用意しました。


明星ライブラリーが運営する小さな本屋「MYOUJOU BOOKS」からのセレクトです。


お子さんのプレゼントに、大切な誰かに本の贈り物はいかがですか?


ぜひ手に取ってご覧くださいませ。


  

Posted by 明星ライブラリー at 15:47journalbooks and artswork

2022年12月20日

「新 渥美窯見学会」ありがとうございました。



12月17日(土)は田原市中山地区にあり、40年以上の歴史を持つ「旧 渥美陶友会」の穴窯「新 渥美窯」の見学会でした。

この日は小雨が降る冷たい午後となりましたが、田原市内、または豊橋市からこの渥美という土地での陶芸活動や窯に関心を持つ方々にお集まりいただき、窯場で「新・渥美窯」代表の清田さんと中心メンバーの大島さんにじっくりお話を伺いました。



40数年前、当時古常滑を研究していた、幻の人間国宝とも呼ばれる陶芸家の江崎一生さんと、清田さんの父で渥美古窯の研究をしていた清田和夫さんとの想いで繋がれたご縁から築窯され、江崎さんが作陶の技術を惜しみなく伝授したというのがこの窯です。

以来、焼成の回数は318回にも及ぶそうです。




現在は一年に2回、春と秋の窯焚きをおこなっています。

渥美の土、渥美の薪で作られる焼き物が現在もこの地にあることを1人でも多くの人に知ってもらい、「人の想いと手」で継ながれてきた郷土の文化が継承されていくことを願ってやみません。

今後も「新・渥美窯」の活動に興味のある方のための見学会を不定期で開催出来ればと思います。

ご参加いただいた皆さま、清田さん、大島さん、ありがとうございました。



こちらの写真は故 江崎一生さん。




myoujou


  

Posted by 明星ライブラリー at 13:35journalart management and cultivation

2022年12月18日

あらきひろみち邸 コルゲート建築「ドームカフェ」のご案内




田原市中山町に建つ、故 あらきひろみち先生のコルゲート建築によるアトリエにて1day カフェギャラリーを開催します。

コーヒーやお茶の提供と2部制の小さなトークイベントを予定しています。

・日時 12月25日(日)Open 13時〜17時
・場所 あらきひろみち邸 アトリエ
・住所  田原市中山町神明前97


■コーヒー/ こもれび珈琲


■「ドームカフェ 聞き耳トーク」

①13:30〜「土と暮らしとアート」
明星ライブラリー&田中 泉さん(暮らすギャラリー 埴・土人形作家)

②14:30〜「あらき先生と美術と暮らし」
荒木沙知代さん(あらき先生の奥様)と明星ライブラリー&田中泉さん

3人の気ままなおしゃべりをご来場の皆さんが「聞き耳をたてながら」緩やかにお話の輪に参加できます。

参加型の公開ラジオを聴くようなイメージでお楽しみください。(聞き耳無料)


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ー楕円と六角形の鉄の家ー


明星ライブラリーから徒歩5分のところに建つドーム型の建物。

こちらは「あらき先生」と地域の人から呼ばれ親しまれた美術家であり高校の美術教師でもあった故 あらきひろみちさん(1936-2006)のアトリエで、「コルゲート建築」としても貴重な建物でもあります。

教職中から亡くなる直前まで多くの作品を発表する傍ら、渥美半島をこよなく愛していたあらき先生は、地域の文化振興や自然保護などジャンルを超えた創作活動を続け、文化と地域との橋渡しをするような活動をしていました。

「自力更生・独立自主」と、アトリエの内部に大きく掲げられた自筆の言葉。

自分で何でも考え勉強し、「本物」であることを大切に創作をしたアトリエには、今もあらき先生の作品や手書きの文章やメモ、愛用していた道具などが残されています。





あらき先生の創作の時間がたくさん詰まったこのアトリエ空間が、今を生きる私たちを学ばせ、未来へのヒントを語ってくれています。

そんなアトリエで、建築の見学やアトリエに残されたあらき先生が愛用したものや作品を鑑賞しながら、思い思いにくつろいでいただければと思います。






Open時間中、いつでも出入り自由です。
お気軽に遊びにいらしてくださいませ。





■駐車場について


会場は駐車場に余裕がありません。

地図でご案内する水色の「明星ライブラリー近隣駐車場」(赤色の道から)、または「中山市民館」(緑色の道から)に車は駐めていただき、徒歩で会場までお越しいただけますよう、お願い致します。
2つの駐車場からは会場まで徒歩5分です。


■明星ライブラリー
田原市中山町寺脇185

■中山市民館
田原市中山町神明前146-1


皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

photo/ Koshi Asano

  

Posted by 明星ライブラリー at 11:57journalart management and cultivation

2022年12月11日

【新・渥美窯見学会のご案内】






■日持:2022年12月17日(土)14:00〜
■場所「新・渥美窯」
愛知県田原市中山町
※お申し込みいただいた方に場所の詳細を個別にお伝えします。

渥美半島中山地区に、昭和52年に作られた「旧 渥美陶友会」の穴窯があります。

それは当時、渥美古窯の研究をしていた故 清田一夫さんが常滑出身で古常滑の研究をしていた陶芸家の故 江崎一生さんとの交流と、地元の美術家で故 あらきひろみちさんらと一緒に「渥美窯」の復興を目指して作られた窯です。

「渥美古窯」とは、平安時代〜鎌倉時代にかけて渥美半島全域に栄た古窯群で、その窯跡は500基以上とも言われ、「日本三大古窯」のひとつに数えられています。

甕(かめ)・壷・茶碗・小皿などの日常雑器などが多く生産された他、宗教に関連する製品も作られ、東大寺再建の瓦にも渥美で作られたものが使われていました。

江戸時代前には衰退し、滅んでしまった「渥美古窯」ですが、その歴史を知り、この地での先人のものづくりの文化を学び、伝え、さらに「あたらしい渥美」として、地域の人が焼き物作りに親しむことができる土壌が育つことを願います。




40年以上活動してきた「渥美陶友会」は令和4年から窯と窯場は同じくして「新・渥美窯」として新たなかたちでの活動がスタートしています。


現在、メンバーは10数名。
今後は地元を中心に新たなメンバーも募集しながら、皆さんに「渥美古窯」の歴史と文化をお伝えする中で、陶芸の楽しみを身近に感じてもらえるように、柔軟な体制で活動をしていきます。





12月17日はそんな「新・渥美窯」の窯場の見学会です。


当日は長年「渥美陶友会」の中心メンバーとして活動する大島邦男さんの案内で、渥美窯のこと、活動の仕方、陶芸についてなどのお話を実際の窯場にてお話を聞きます。


参加費は無料。

ご興味のある方は
Mail / myoujoulib⭐️gmail.com

上のメールアドレスの⭐️マークを@に変えてご連絡ください。

場所の詳細については個別にお伝え致します。


明星ライブラリー


  

Posted by 明星ライブラリー at 18:51journalart management and cultivation

2022年12月11日

須貝 旭さんの個展「彗星考」にて




どうしてもこちらの作品を実際に見たくて。

名古屋市 L galleryで開催中の須貝 旭さんの個展「彗星考」に伺いました。



サイアノタイプという鉄塩の感光性を利用して図像が浮かび上がる技法で描かれる須貝さんの作品世界に惹き込まれ、気が付けば夕方までおしゃべりさせていただきました。

西洋でも東洋でも古代から観測されてきた彗星や、天体の動き、暦と、様々に重なる物語。



過去と今、未来、場所や時代が違う誰かや何かと巡り合うことは、絵本の中のお話のようでもあり、「周期」という設計図の中で何だか本当に起こりそうだと想像しました。





時間と共に少しずつ変化するプルシアンブルーの像が、見つめる側のこれまでとこれからが「今」を映して、曼荼羅のように透けて重なっていくようです。







須貝 旭さんの「彗星考」は12月11日(日)までです。

気になる方はぜひ。


L gallery
名古屋市名東区本郷1-43 LiF F-1
TEL 052-774-5599
OPEN 13:00〜20:00

  

Posted by 明星ライブラリー at 01:04journal

2022年12月06日

「普門寺の紅葉と叢(くさむら)を歩いた本たちと写真展」ありがとうございました。



4日間に渡る「普門寺の紅葉と叢(くさむら)を歩いた本たちと写真展」はおかげさまで無事終了し、昨日は搬出作業でした。



期間中の展示を通して、地域発の文化情報の収集・蓄積・発信をする「春夏秋冬叢書(はるなつあきふゆそうしょ)という出版社のこと、これまで出版した本のこと、季刊誌「そう」のことを知っていただく機会となりました。


「初めて知りました!」と言って時間を割いて展示写真を眺めたり、本を手に取ってゆっくり見てくださったりする方も多く、こうして「本との出会い」をつなぐお手伝いができることを何よりも嬉しく思います。



春夏秋冬叢書と季刊誌「そう」が紹介する郷土の文化は、一見すると何でもないような景色の中に潜んでいるものだったり、地域に脈々と受け継がれる無形の営みだったりするものが多く、自らがことさらにPRすべく発信しているものは決して多くないものかもしれません。


誰かが注意を向けて、尋ねられた時に初めて語られる由縁や道理。


そこから作られた「本」によって、私たちはその営みの在り処を知り、また次の世代に伝えることが出来ます。


季刊誌「そう」は「三遠南信応援誌」と、キャッチフレーズが伝えています。

地元を代表する美術家でもある編集長の味岡伸太郎さんと編集スタッフが20年の歳月をかけて情報収集し、「美しく」編集された本。

私たち一人一人が身の回りのここにしかない価値を見出し、「美」を作り出していくことを、「そう」が応援しているのだと感じます。

そして、「そう」の情報収集はこれからも続きます。




お近くの書店などでこのデザインの表紙や季刊誌「そう」を見つけたらぜひ手に取ってみてくださいませ。

そして、地元の景色の知られざる情報や、物事を見つめるあたらしい視点との出会いを、ページをめくってぜひお楽しみください。




期間中にお越しくださった皆さま、また気にかけて応援してくださった皆さま、ありがとうございました。



写真1枚目は春夏秋冬叢書が発行する「三遠南信祭紀行」で紹介される阿南町新野の祭りの写真のページ
。
(写真/ 宮田明里)


普門寺住職はじめ関係者の皆さま、今年もありがとうございました。
「春夏秋冬叢書」 出版物についてはこちら


  

Posted by 明星ライブラリー at 18:36journalexihibition

2022年11月26日

「稲吉オサム ー渥美ー」/ at 裏山文庫





裏山文庫にて開催中の展覧会
「稲吉オサム ー渥美ー」に伺いました。
会場は豊橋市の着物・骨董・茶・花を楽しむ古民家「裏山文庫」。

Instagram@yamazaki.urayama

渥美古窯の復興を目指す豊橋在住の陶芸家、稲吉オサムさんの作品と裏山文庫管理人でありコレクターの山崎さんによるしつらえが、ひとつの空間となって響き合っていました。


初日の26日には豊橋のフランス料理店「アトワタン」の料理による立食会とトークイベントも。



この展覧会のきっかけは、1977年創刊の古美術雑誌「目の眼」からの取材依頼だったとのこと。


最新号の特集「渥美と常滑」-土に還る窯、今を生きる窯-の中で、田原市博物館館長の増山禎之さんと稲吉さん、裏山文庫の山崎さんが渥美古窯を語る座談会の様子が記事となっています。

(目の眼HPから12/14まで記事の無料公開中)

https://menomeonline.com/




26日の裏山文庫でのトークイベントの様子。


「目の眼」での座談会の面々とアトワタン店主山田さんによる語り合いは、それぞれの思いの熱さに、時折飛び出す専門用語の分からなさも気にならない程に時間を忘れて聴き入りました。




展覧会は明日11月29日(火)までです。

稲吉オサム ー渥美ー
・会期 2022年11月26日(土)27日(日)28日(月) 29日(火)
・10:00-18:00 (最終日のみ17:00迄)
・入場無料
・会場 裏山文庫
 愛知県豊橋市南栄町字空池8-100 『呉服の山正山﨑』店舗裏。

ご興味のある方、ぜひ。




  

Posted by 明星ライブラリー at 09:59journal

2022年11月24日

Farm and Engineering




今日は春菊の苗の植え付けをしました。


時代の変化もありつつ、ここ数年の仕事での出会い、友人たちのライフスタイルに感化され、明星ライブラリーでも今年から野菜づくりを始めています。

世の中に農法は様々ありますが、まずは父と母がここで漁の仕事の合間におこなっていたようなやり方でやってみようと思います。


キャベツは穴だらけですが、可愛く結球して柔らかく甘い味わいとなりました。

他には人参、大根、ほうれん草、かぶ、サニーレタス、ブロッコリー、玉ねぎ、などなど。

種から蒔いた春菊が発芽し、トレイいっぱいに育った苗がびっくりするくらいたくさん育ち、植えても植えてもなくならない春菊の苗。

この冬は毎日春菊が食べられそうです。

どんなに忙しくても一日一回は畑に立つ、こう決めて土と向き合っています。

今年の上半期最大のお買い物は耕運機となりました。

Farm and Engineering の土壌から、ますますデザイン・編集・学び作りに精進しております。









  

Posted by 明星ライブラリー at 18:28Farm and Engineering

2022年11月24日

【普門寺の紅葉と叢(くさむら)を歩いた本たちと写真展】搬入しました。




【普門寺の紅葉と叢(くさむら)を歩いた本たちと写真展】

■日程:2022年 11/26(土)/ 27(日)12/3(土)12/ 4(日)
■時間:9時30分〜15時
■会場:普門寺 本堂外陣
豊橋市雲谷町ナベ山下7番地

「春夏秋冬叢書」が20 年の歳月をかけて編集した郷土の文化。


昨日は本展の搬入作業でした。

会場である普門寺の山の上に建つ本堂内部は普段は非公開であり、建てられたのは江戸時代後期のこと。

「春夏冬叢書」編集長の味岡伸太郎さんとスタッフの皆さん、季刊誌「そう」の編集スタッフの皆さんと一緒に、山の階段を息を切らしながら何度も往復して大切な本たちを堂内へ運び入れました。

お堂にテーブルを設置し、これまで20年に渡り「春夏秋冬叢書」が編集した全出版物が並び、壁面には季刊誌「そう」の誌面を飾った写真を展示しています。





展示している季刊誌「そう」76号までの全号、これまで出版した叢書、その他、星野昌彦氏の句集、写真集などは全て手に取ってゆっくりご覧いただけます。

また一部を除き、ご購入もしていただけます。


「叢(そう)はくさむら 草の根の生きた美しい情報をお届けします。」と伝える季刊誌「そう」の思い。


人の手によって丹念に編集された本たちが、誰かにページをめくってもらえるのをうずうずして待っています。

普門寺1,300年の歴史を感じながら、「春夏秋冬叢書」のこれまでの歩みの中で編集し、本となった郷土の文化を心ゆくまでお楽しみくださいませ。





■ちょうど展示期間中、11/27(日)14:00〜豊橋まちなか図書館中央ステップでは、図書館開館1周年イベントのプログラムとして、「春夏秋冬叢書」編集長 味岡伸太郎さんと館長との対談があります。

こちらもぜひ合わせてお楽しみくださいませ。



  

Posted by 明星ライブラリー at 09:46journalexihibition

2022年11月01日

「普門寺の紅葉と叢(くさむら)を歩いた本たちと写真展」




「普門寺の紅葉と叢(くさむら)を歩いた本たちと写真展」

▪︎主催/明星ライブラリー
▪︎共催/春夏秋冬叢書

■日程 2022年11/26(土)11/27(日) 12/3(土)12/4(日)
■Open 午前9時30分~午後3時
■会場 高野山真言宗 普門寺 本堂外陣
(豊橋市雲谷町ナベ山下7番地)


「春夏秋冬叢書(はるなつあきふゆそうしょ)(編集長/ 味岡伸太郎)は東三河を中心とした三遠南信に関する地域発の文化情報の収集・蓄積・発信を目的として設立された出版社で、グラフィカルで美しい本を刊行しています。


この展示では東三河随一の紅葉の名所として知られる普門寺の自然豊かな山の上の本堂で、「春夏秋冬叢書」のほぼ全ての出版物、創刊20年となる地域の文化を記録し続ける季刊誌「そう」の創刊号から最新号までの全刊と、「そう」の写真家たちによる写真をお楽しみいただけます。

【展示出版物・作品】

・季刊誌「そう」No.1〜76号 
・叢書35点, 他

・そう69号「村の酒屋さん」/山本典義

・そう71号「原生」/八木史子

・そう72号「線景」/前田俊明

・そう74号「島路」/朝野耕史

・「三遠南信 祭紀行」/宮田明里

・「三河の旗本退屈男」/宮田香里

・「軽トラ182 の20-22」/山本典義

・「晴れの日と常の日と」/山本宏務

展示出版物は全て手に取ってご覧いただけます。
(購入可能・一部展示のみ)



「春夏秋冬叢書」の編集長は豊橋市在住の美術家であり書体制作、デザイン、書、器の制作などを手がける味岡伸太郎さんです。

味岡さんは長年全国の第一線で活躍し、発信する制作物や活動などからあらゆる年代のものづくりに関わる人をはじめ、多くの人を感化し美術への姿勢を鼓舞して続けています。

明星ライブラリーではこれまで約10年、ご縁をいただき普門寺本堂にて様々な展示を開催してきました。

この度、そんな味岡さんが編集する「春夏秋冬叢書」の本たちをこの普門寺でご紹介できることを、大変嬉しく思います。

「叢(そう)はくさむら 
草の根の生きた美しい情報をお届けします。」
/ 春夏秋冬叢書HPより

春夏秋冬叢書が出版する雑誌「そう」が創刊されたのは2002年。

以降、今年で20年に渡り年に4回の発行で、毎回ある漢字一文字のキーワードで三遠南信エリアの地域の様々な文化・人・伝統・自然・歴史などを中心とした話題を取り上げ、掘り下げながら地域の記録として丹念に伝えています。

最新号は第76号となります。

季刊誌「そう」は「三遠南信応援誌」と、キャッチフレーズが伝えています。
創刊当時に記された味岡さんの言葉に「全ての分野で中央集権が進み、我々の街や村から「美」を作り出す力が失われつつある。今、地方は「美」を取り戻さなければならない。」とありました。


私たち一人一人が身の回りのここにしかない価値を見出し、「美」を作り出していくこと、このことを「そう」が応援しているのだと感じます。

「春夏秋冬叢書」が20年の歳月をかけて編集した郷土の文化が本となって一堂に会する展示と、1,300年の歴史を刻む普門寺の紅葉をどうぞ心ゆくまでお楽しみくださいませ。









展示詳細はこちらまで


明星ライブラリー








  

Posted by 明星ライブラリー at 16:20journalexihibition

2022年07月06日

ブックバス in Tahara





日曜日、旧ショッピングセンターレイ駐車場に来てくれた移動式古本販売「ブックバス」。

@bookbus_in_aidai




この企画は「ブックバス・イン・愛大+オープンエア・ライブラリー」という愛知大学文学部と、長野県上田市を拠点とする古本販売会社「バリューブックス」との3日間のコラボレーション企画のひとつでした。

企画の発案者は映像作家で愛知大学文学部准教授の上田謙太郎先生。「本」のある場から生まれる出会いや学び、様々な可能性を探究しながら、「ブックバス」が旅する場所で特別な時間を届けています。



旧ショッピングセンターレイ駐車場での「ブックバス」出店時間は2時間という限られた時間でしたが、素晴らしい選書の中から「本を選んで買う愉しみ」を堪能しました。







閉店30分前に急きょ開催してくれた「ミニミニブックトーク」では上田先生、図書館情報学の教授「家禰(やね)先生はじめ、愛知大学の学生さん、東京から参加しているバリューブックスのスタッフの方、旧渥美町のエリアで唯一の書店「原甚書店」のオーナーさんが参加して「今これ。」という一冊を紹介してくれました。



またいつの日か、「ブックバス」がこのまちにやって来てくれることを願っています。


「ブックバス」関係者の皆さま、ありがとうございました!





こちらは、「ショッピングセンターレイ」の閉店後の4月に移転しリニューアルオープンした「原甚書店」さん。

新しいお店の場所は
田原市福江町横井8-1(丸山医院横)
です。

このまちで唯一の書店。購入したい本があればこちらのお店で1冊から注文出来ます。


  

Posted by 明星ライブラリー at 17:09journalbooks and arts

2022年07月06日

石井農園 古田メロン2022




石井農園の石井芳典さん(@atumi.ishii )が作る「古田メロン」が届きました。

絶滅しかけていた「高松メロン」の栽培を継承して今年で3年目の純系メロン。

栽培が難しく、手間隙かかるこのメロンの栽培は石井さんにとって、「本当に美味しいもの」への飽くなき挑戦とこだわりであり、勝負です。

元格闘家、剣舞でのカーネギーホールデビューやスタントマン、寿司職人などなど、経歴を紹介すると石井さんへの謎が深まるばかりですが、「生きる」を探究する達人であることは間違いありません。

今年の「古田メロン」は香りも味も芳潤で素晴らしい美味しさです。渥美半島そのもののような味わいのメロンに感動しました。





明星ライブラリーは今年もリーフレット制作のお手伝いをさせていただきました。





  

Posted by 明星ライブラリー at 16:59journalwork

2022年06月27日

お気に入りの場所





最近のお気に入りの場所。

木の肌触りがひんやり気持ち良いのかな。





  

Posted by 明星ライブラリー at 08:11journal

2022年06月25日

雨の日商店街へ





昨日は豊橋駅前の水上ビルで3年ぶりの開催となるイベント「雨の日商店街」へ。

人と人が通りで「久しぶり!」と言って出会い、想いのこもった素敵なものと笑顔が交流する場。

古き良き商店街に出店する人と訪れる人、運営する人の温かい気持ちが巡っていました。

「雨の日商店街」は6/26も開催中します。(午後4時まで)




こちらはこの日の夜に久しぶりに集った熱き想いの制作者たちのとのおしゃべりにて。聴かせてくれたアナログレコードの音が心身に沁みました。

人の想いの繊細で深い部分まで伝えてくれるアナログの音楽のようなものづくり、発信を目指して。





  

Posted by 明星ライブラリー at 10:10journal

2022年06月21日

石川理さんのログドラムワークショップ 2022





昨日は田原市の市民活動団体「チームログっこ」と田原市在住の現代彫刻家、石川理(オサム)さん、和太鼓集団「志多ら」のメンバーで開催するログドラムワークショップのお手伝いに今年も参加させていただきました。

毎年1回開かれるこのワークショップにご縁あってかれこれ10年ほどお手伝いしています。

「障がいのある子もない子もともに文化活動を楽しむ場を日常生活の中に設けること。」などを目的として活動する「チームログっこ」。

その皆さんが奏でる、石川さん作の大きな木の丸太で出来たログドラムの響きは何とも自由でのびのび、それぞれの音、それぞれのリズム遊び。

大きなログドラムの数は50本あまり。大人二人がかりでやっと運び出せる重さのものもある重量級ばかりです。





工房から運び出し、会場に設置、皆さんとの響きの供宴、終了後に片付け、最後に再び工房の納屋に運び入れる作業は時に危険も伴うこともあります。

この一連の時間は、石川さんが20年来継続して行う、木や地域への想いを行動として表現する「作品」だと感じ、まるで木々との小さな祭りのようなこの貴重な機会を毎年お手伝い出来ることを楽しませていただいています。





この日は志多らの宮崎さんと布施さんがワークショップの指導・パフォーマンスに来てくださいました。

関係者の皆様、ありがとうございました。
また来年、この木々達と触れ合えることを楽しみに。




こちらは作業の終了後の座談会中にいただいた石川さんの無農薬自家製あんず。





  

Posted by 明星ライブラリー at 07:09journal